企業に提出する応募書類の書き方について

就職希望先業に書類を提出するには、履歴書・職務経歴書・添え状が最低限必要になります。他に何か要求されている書類があれば、もちろんそれらも添付して送付します。

書式に関しては、例えばJIS企画のようなものは存在しませんので、文房具店で販売されているものをそのまま使えば良いでしょう。あるいはその書式を真似て、ワープロソフトや表計算ソフトを活用して罫線を書き、パソコンで作成して提出するという方法もあります。そうすればパソコンの基礎技術はマスターしているということがアピールできますし、受取手にとっても読みやすい書類となります。しかし一方で、字がきれいな人は敢えて手書きで提出するという方法もあります。美しい字を書けるというのはそれだけでアピールになりますので、そうした特技はぜひ活用しましょう。そのどちらのスキルもない人は、字の大きさを揃えて丁寧に楷書で書くのが良好です。

学歴と職歴は、正式名称を使ってきちんと書きます。学校名や会社名は略称を使わないように。たとえば(株)とするのではなく株式会社と書くのが常識です。職歴に関しては入社年月と退職年月を記します。仕事の内容をこまごまと書くのではなく、所属部署と退職時職位を書くに留めます。そのかわり職務経歴書の方で詳細を記し、どのような内容の仕事をしていたのかを相手にきちんと伝わるように書きます。できればその仕事であなたが何を掴んだか、を書き添えるようにしましょう。

市販の書式を使う場合は、すべての項目を漏れなく書くのも当然ですが、出来るだけ余白を残さないようにするのがコツです。5行分のスペースがあるのに「特記事項なし」ですませるのはいけません。大きさの揃った字で最終行まで書き尽くすと良いでしょう。

意外に忘れがちなのは添え状です。時候の挨拶と簡単な自己紹介、同封書類を箇条書きにしておきます。