年齢、性別問わず活躍の場が広い看護師の資格

不安定なこの時代を生き抜くためには、1つでも資格を持っておいた方がいいでしょう。中でもメリットが大きいのが看護師資格。看護学校を卒業すれば、年齢や性別関係なくさまざまな場で活躍することができます。

仕事の内容は勤務先によって変わってきます。ですが、患者さんを助けるという根底にある目的は同じ。医師と共に日々患者さんに向き合い、人の命を預かるといった責任感はありますが、社会的に大きな役割を持った素晴らしい仕事といっていいでしょう。

看護師は、高校を卒業してすぐの人だけがめざす仕事ではありません。最近は1度会社勤めをしたあと、新たに看護師をめざす人が増えているそうです。30代・40代になってからめざす人も少なくありません。これには景気悪化による雇用や収入への不安、やりがいや生きがいのある仕事に就くためのキャリアアップなどさまざまな理由があります。

看護師になるには、まず看護学校へ通わなくてはいけません。3年制の国家資格である正看護師もしくは2年制の県が認定する准看護師、どちらになるかを選んで県や市町村などが運営している看護学校か病院付属の学校に行くことになります。県などが運営している看護学校の学費は比較的お手頃なので、あまりお金をかけずに看護師になりたい人にとってはいい環境といえるでしょう。病院付属の学校であっても、奨学金制度を使えばそれほど費用も高くつきません。ただ、奨学金制度には「看護学校卒業後3年間はその病院に勤務する」といった条件がついていることがほとんど。どちらを選ぶかは人によりけりですが、あまり縛られたくないのであれば県などが運営している学校の方がおすすめです。

女性の仕事というイメージが強い看護師ですが、最近は男性も増えてきています。気になる給与は年収480万円前後ですが、常勤で働いているとキャリアアップもしやすいため、給与はどんどん上がっていくでしょう。詳しい待遇などについては、看護師専門の転職サイトを見るとなんとなく掴めるはずです。男性だからといって採用時に不利になるようなこともありません。むしろ休職・退職の心配が少ない分、ありがたがられることもあるでしょう。女性だけではなく、男性も一生涯の仕事にする価値があるといえます。