新卒で入社した会社に定年まで勤められる確率は高くはありません。七五三現象と言う言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、学校を卒業して就職した会社を3年以内に退職してしまう割合が中学卒7割高校卒5割大学卒3割と言う現象のことを言います。
七五三現象は、内閣府が発表した平成19年度「青少年の現状と課題」において記載されてから広く知られる様になりました。
東京商工リサーチによると2017年に倒産した企業の平均寿命は23・5年となっています。東京商工リサーチは倒産企業の平均寿命に関するデーターを定期的にとっていますが、2003年から2017年まで25年を下回っています。産業によって平均寿命は異なりますが、投資業などを含む金融・保険業は16・4年です。
これらのデーターから考えると、多くの人が定年と言われる年齢を迎えるまで、数社多い人は十数社以上転職することになります。また、将来日本は雇用の流動化が進み何かの事業があるたびに人を集める様になり、それにあわせて会社を転々と渡り歩く様な働き方が増えると言われています。
会社が開催する説明会による情報や雑誌にのっている様な情報だけで考えずに、こういったことを踏まえて会社選びをすると良いかしれません。